日曜午後のユーチューブ生配信や、運動理論馬券でおなじみの岡本将孝記者が、当日のオッズを見て〝過剰人気馬〟をピックアップ。「前走２着はレベルが低かっただけ」「直前の雨は割引」「内枠でモマれると不安」などなど。独自の観点を持ち、ＪＲＡの全レース全馬分析も行っている岡本記者だからこそ分かる、オッズの〝ゆがみ〟を指摘します！

【土曜中京７Ｒ・３歳未勝利】

　午前１１時４２分現在、ロストシークレットが単勝３・４倍で１番人気。他の賭け式も本馬絡みの組み合わせが圧倒的に売れているが、そこまでの評価を受けることには疑問がある。この馬自体に何か不安要素があるわけではないが、ここは超ハイレベルなメンバー構成で、決して抜けた存在ではないということ。 　テイケイモハラ（６番人気＝１２・２倍）、ウィッシングスター（３番人気＝６・５倍）、ベルファスト（２番人気＝６・３倍）は実力が確かなうえに雨馬場も合いそうだ。

【土曜札幌１１Ｒ・札幌２歳Ｓ】

　午前１１時４１分現在、アスクシュタインが単勝３・６倍で１番人気。これは異常だ。 　今回と同コース（札幌芝１８００メートル）だったオープン特別のコスモス賞で７馬身差の圧勝を決めたが、勝ち時計の１分４９秒２（良）はかなり遅い部類。それも最後までしっかりと追われてのもの。相手に恵まれた勝利としか言いようがない。 　今回は、新馬戦を強烈な急加速ラップでまとめ、底知れぬ魅力にあふれたファイアンクランツ（３番人気＝４・７倍）がいるし、マジックサンズ（２番人気＝４・４倍）やニシノタンギー（８番人気＝３０・４倍）あたりも重賞ウイナーとなるにふさわしい実力の持ち主だ。