JR福島駅2階の在来線通路 東西通行実験を開始 12月6日まで 福島市とJR東日本
福島市とJR東日本は7日、JR福島駅周辺の回遊性向上に向けた社会実験を開始した。事前に利用登録すれば、駅2階の在来線コンコースを通って東西両口の改札を無料で行き来できる。期間は12月6日までの1カ月間。 利用登録は専用QRコードからJR東日本のウェブサービス「TOHOKU MaaS」にアクセスして行う。東口と西口、エスパル改札口の計3カ所に設けている端末にスマートフォンの表示画面をかざして通過する。通行可能時間は東西両口が午前9時~午後9時。エスパル改札口は午前10時~午後8時。 7日にコンコースを通り抜けた市内の自営業二瓶勝雄さん(76)は「地下通路よりも明るくて良い」と好印象を語った。駅東西の回遊性向上について「街ににぎわいが戻ってくれればうれしい」と期待した。 市によると、6日現在で1056件の利用登録があるという。木幡浩市長は7日の定例記者会見で「アンケート調査で課題などを検証し、自由通路化の検討やまちづくりに役立てたい」と話した。
市は登録手順を説明するブースを東西改札口付近に10日まで設けている。詳細な方法は市のホームページでも確認できる。