女子1回戦、日本ウェルネスが敗退 ミス連発で初勝利逃す 春の高校バレー
ジャパネット杯「春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は5日、東京体育館(東京都渋谷区)で開幕。女子の1回戦では茨城代表の日本ウェルネスが松山東雲(愛媛)と対戦して0―2で敗れ、悲願の〝春高初勝利〟はならなかった。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ 試合の立ち上がりから4連続でポイントを献上。勢いに乗れないままサーブやレシーブのミスも目立ち、第1セットは12―25で松山東雲に奪われてしまう。 試合に向けては「相当な自信があった」と戸沢監督が手応えを語るほど仕上がりは順調だったが、大会10日前にインフルエンザや新型コロナウイルスに感染する選手が続出。体調不良者が増える中で思うような練習もできず、不安を抱えたまま本番に臨むことになったという。 気持ちを切り替えて迎えた第2セットは中盤まで一進一退の攻防が続き、「練習の成果もあっていい形のバレーができていた」(3年・小沢主将)が、後半に向かう大事な場面で再びミスを連発。悪い空気の中で試合が進んでしまい、最後まで劣勢ムードをぬぐうことはできなかった。 小沢主将ら3年生にとっては最後の夢の舞台。悔しさをにじませながらも「今大会では1、2年生が出る機会も多かった。その経験を次の大会で生かしてほしい」と後輩に思いを託す。 先輩たちとオレンジコートに立った2年の松本咲は「来年戻ってきたときは今回以上の結果を残したい」と力強く語った。(坂本隆浩)