【川崎・鬼木達監督が説く、突き抜けるために必要なこと(1)】「声を出している人に“ありがとう”だけではなくて」と求める空気感。「たとえば怒ってもいい」
「サッカー界だけではなくて、“今”っていうこの時代ではないですけど…」 今、という部分を強く強調して説明するその言葉に、とても合点がいった。それは5月29日に行われた川崎フロンターレの練習後のこと。ここ数日でぐっと暑くなった昼過ぎの、青空の下。居残り練習を見守り終えてクラブハウスに帰ってくる鬼木達監督に、筆者が5つ目の質問を問いかけた場面である。 ■【画像】ついに練習参加! イングランド2部で活躍する三好康児の川崎の練習参加の様子!■ 一進一退を見せながら成長を求めるチームについて聞くと、その中で、“アクション”についての考えが出てきた。アクションとは、ピッチ上でのプレーについてということではなく、表情や声掛けなどを指すものだ。 見え方や見せ方が大事――。こう説く指揮官は、「たとえば自分たちが失点した後に盛り上げるだけでも違うでしょうし、表情一つでも、たとえば怒ってもいいと思うし、形は何でもいいんですけど、そうしたアクションがないことは見え方としてどうなのか」とその意図を説明する。 川崎がリーグを連覇していたときであっても、“怒る”“励ます”“盛り上げる”などのアクションがあった。さらなる高みを目指そうとするからこそ、失点しても、仮に負けたとしても逆に闘志を高ぶらせた。その姿を見て、直接的に関係のない選手も注意力を高めたり闘志を強めるなど、さまざまに伝播が見られた。チームをさらに上向かせるためのアクションを、もっともっと開放したほうがいいと鬼木監督は考える。
■「声を出してる人に“ありがとう”だけではなくて」
鬼木監督はここしばらく、「声を出そう」と呼びかけているという。それは、些細な声掛けから、あるいは試合の勝敗に関わる大事な部分まで、いろいろな場面を含めて声を出そうというものだ。 さらに加えて、「声を出している人に対して、アクションや反応で答えることも大事になってくる」とも話す。声を出す人がいて、さらに、大きくリアクションが起きる。 「声を出してる人に“ありがとう”だけではなくて」 こう話す指揮官は、アクションを起こす人が称えられるだけでなく、むしろ、「声を出す人が浮くのではなくて、逆に何も声を出してない方が浮くぐらいの雰囲気」を求める。今季は「“自分がやってやるんだ”という選手を本当に求めています」と繰り返し話してきたが、そうした気持ちや声は、今の時代だからこそ、突き抜けるために必要だとも説く――。 (取材・文/中地拓也) (後編へ続く)
サッカー批評編集部
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