【菊地弁護士が解説】応募したバイトが“闇バイト”かもと思ったらどうする? “闇バイト”の罪の線引きは 強盗の「準備」も犯罪に
■「準備に参加した時点で罪になるが、途中で抜けることで罪が軽くなる可能性も」
警察の呼びかけで、保護を求めれば...という話もあったが、準備段階で警察に保護を求めた場合はどうなるのか。 菊地幸夫弁護士:一応、強盗予備ということで犯罪が成立しています。ただ例えば、その段階で抜けたことによって、結局『実行』に誰もいかなかったということになれば、もしかしたら軽い処分で終わるかもしれません。残りのメンバーで『実行』されても、“途中で抜けた”というのは評価されて、その分だけ軽くなるということはあり得ると思います。 保護を求めても、罪に問われないわけではないが、軽くなるケースもあるということだ。
■もし関わってしまったら…「どの段階でもいいので引き返して!」
闇バイトに関わらないためには、どのようなことを心がければいいのだろうか? 菊地幸夫弁護士:まず一つは、色々勉強して『これは闇バイトだ』と見抜いて欲しいです。仮に応募してしまったら、『これは闇かな』と感じたら、もうどの段階でもいいので、早ければ早いほどいいですけど、引き返してください。そうすれば保護を求められます。あるいは“強盗予備”に行ったとしても、刑が軽くなる。『実行』に行ったとしても、途中でやめて、早く帰ってくることで、罪を軽くする1つの原因になりますので、勇気を持って逃げてください。 信頼できる大人、警察に勇気を持って保護を求めることも大切だ。 深みに入ると取り返しのつかないことになるので、気をつけてもらいたい。 (関西テレビ「newsランナー」2024年10月24日放送)
関西テレビ