那須川からエールを受けた堀口恭司

　米総合格闘技イベント「UFC」参戦を見据えリベンジ戦に臨む堀口恭司（33）に、ボクシングWBA世界バンタム級7位の〝神童〟那須川天心（25＝帝拳）が熱い言葉を送った。 　格闘技イベント「RIZIN．47」（9日、東京・国立代々木競技場第一体育館）で堀口は、2021年12月に敗北を喫したセルジオ・ぺティス（米国）と対戦する。7日の会見では「ぶっ飛ばして感謝を伝えようと思います、ガハハハ！」と笑顔。またUFCとの交渉状況には「どうなるか分からないですけど（RIZINでの戦いは）一区切りつくのかな、という感じです」と話した。 　その動向には、那須川も注目している。「実力で上がってきた選手なので、これの結果次第でUFCとかいろんなものが決まると思うんで。（UFCに）出てほしいですね…」とMMA最高峰への挑戦に期待を寄せた。 　さらに18年9月にキックルールで激闘を繰り広げた〝戦友〟へ向けて「リベンジマッチですから。しっかり仕返ししてほしいです」。前回は終始優位に進めた堀口が、ぺティスの不意を突く裏拳でまさかの逆転KOされただけに「集中だけ切らさず。最後まで集中してほしいなっていうのはあります」と語気を強めた。 　那須川の言葉を伝え聞いた堀口は「うれしいですね」と闘志をみなぎらせる。そして「新しい道に挑戦するのは勇気がいることだと思うし、道をつくっているので頑張ってほしいです。すぐ世界王者になると思うんで。あとKOが少ないと思うんで、そこは頑張って取りにいってくれって思います」とエールを返した。