1・4東京ドームのIWGP世界ヘビー戦は試合中に大ブーイング!敗北した海野翔太が「東京ドームを満員にできなかったオカダとかオスプレイとかふざけんな!俺ら新世代が超満員にしてやる」
4日、東京ドームにて新日本プロレス『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』が開催。メインイベントではザック・セイバーJr.の持つIWGP世界ヘビー級王座に海野翔太が挑戦した。 昨年10月に内藤哲也を倒しIWGP世界ヘビー級王者となったザック。ピープルズチャンピオンと言える人気を持つザックに海野が挑戦表明すると会場からは大ブーイング。会社からのゴリ押しを感じさせ、若さあふれる空気の読まなさを持つ海野はブーイングを「何も感じていない」とものともせずに、左足首を負傷しながらも東京ドームのメインに立つ。
じっくりとした関節の取り合いからバックの取り合い。ギアを上げて技の避け合いになると、これは海野がドロップキックで制していく。だがザックが腕、ヒジ、指など関節を攻めていき、海野は痛む腕でエプロンへのDDTで突き刺し反撃。鉄柵から場外へのDDTで追撃し、リングに戻ると自ら座って背中を向けてザックのサッカーボールキックを受けていく。 ならばとザックは腕ひしぎからクラーキー・キャットで捕らえ、暴れた海野を三角絞めで動きを止めるが、海野はバスターして逃れるとスライディングバックエルボーを叩き込む。ザックは投げ捨てジャーマンからラリアットも、海野はツイスト・アンド・シャウトでイーブンに戻しエルボーの打ち合いへ。 海野はスイングDDTで反撃し雪崩式デスライダーを叩き込むと、エプロンに転がったザックにストンピングを連打。レフェリーのレッドシューズ海野がとめに入るも、海野は実の父であるレフェリーを突き飛ばしてストンピングを続け会場から大ブーイング。 ザックはビンタを叩き込んでイーブンに戻すと、海野のデスライダーを切り返しゴッチ式パイルドライバーからセイバードライバーで突き刺し3カウントを奪った。
バックステージに戻った海野は「2年前の今日武藤さんに言われたんだ。『経験をしろ。たくさん失敗をしろ』『その傘が大きくなれば大きくなるほど、自分のためになる』って。今まで前例があったか?実績も、結果も、戴冠歴も何も残してないヤツが1.4のメインに立ったことがあったか?ブーイングが起こるなんて当たり前だよ。でも俺には夢がある。東京ドームを超満員札止めにするって誓った。今までそう言ってきたレスラーはたくさんいたと思う。でも、実現できてこなかった。『お前も一緒か』って、『入るわけねぇよ』って笑われるだけかもしんない。AEWだとか東京ドームを満員にできなかったオカダとかオスプレイとか、ふざけんな!そんな名前忘れてくれ。俺らが、未来が、新日本プロレスの新時代が、新世代が、必ず東京ドームを超満員にしてやる!今はドン底かもしんない。俺の手元にはベルトがないかもしんない。またゼロからのスタートかもしんない。でも、必ず逆転満塁ホームラン打って、超満員にしてやる!絶対だ!20代の小僧でも東京ドームのメインを張ったんだ。自信を持って今年1年、走らせてもらう。必ず自分の手元に、IWGP世界ヘビーのベルトを取り返してやる!チャンピオンになって、東京ドームを満員にして、メインで勝って、花道から帰ってやる。以上!」と思いを絶叫。 43分に及ぶ闘いを終えたザックは笑顔で「『G1 CLIMAX』に勝ち、東京スポーツプロレス大賞のMVP、そして『WRESTLE KINGDOM』でのメインイベント。ここ4ヵ月で誰もできないような物事を達成してきているかもしれない。だがこれが自分の目標、終わりではなく、ここはまだ始まりだ。翔太、がんばったよ。凄いね。彼自身も自分が今日、僕の相手になるだけの男であるということを証明したと思う。ただ、まだ彼の時間は来ていない。将来的にトップに立つ男かもしれないけれども、今はザックの時間なんだ。そして明日もまたもう一つ特別な試合。AEWとのパートナーシップのもとで行われる大きな試合になる。ここ4ヵ月やってきたことで、新日本プロレスが一番であるということを、明日(1・5東京ドーム)の試合でも証明したいと思う。IWGP世界ヘビー級王座を2日連続、東京ドームで防衛した選手というのは、日本人も外国人も含めても1人もいない。今日までは『外国人選手の偉業』だったかもしれないが、明日からは『新日本プロレスの新たな歴史を作る』」と宣言した。 1・5東京ドームではリコシェとの王座戦が決定しているザック。世界トップクラスのハイフライヤーとサブミッションマスターがどのような試合を見せるのか注目だ。
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