国内企業による暗号資産投資「活発化見込む」、バイナンス日本社長
(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)交換業を手掛けるバイナンス・ホールディングスの日本法人「バイナンスジャパン」の千野剛司代表は16日のオンライセミナーで、国内企業によるビットコインなど暗号資産への投資について「間違いなく活発化していく」との見方を示した。
千野氏は、国内企業による暗号資産投資の広がりに向けて「大手金融機関も意欲を示している」とした上で「バイナンスと何かできないかという切り口でお話しいただくことも足元かなり増えてきている」と述べた。
海外では機関投資家が運用対象としてポートフォリオに暗号資産を組み入れる動きもある。ビットコインの取引においてグローバル市場における日本のボリュームは「非常に小さい」というが、企業や金融機関において関心は高まっている。
コンサルティング事業などを展開するメタプラネットは8日、資金管理戦略の一環として保有通貨を分散し、円のエクスポージャーを低下させるためビットコインを購入すると発表。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3月、ビットコインなどを対象に運用多様化に向けた情報提供を求めると発表している。
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Nao Sano