史上最高額の日本人は誰だ? 歴代市場価値ランキング31~40位。歴史を動かした日本代表レジェンドも登場
時代によって選手の価値は変動するが、最も価値が高かった選手は誰なのだろうか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、各選手の歴代最高市場価値ランキングを紹介する。※所属クラブは当時、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。市場価値は12月29日現在。
40位:奥川雅也(現・アウクスブルク) 生年月日:1996年4月14日 当時の所属クラブ:アルミニア・ビーレフェルト(ドイツ) 最高市場価値:500万ユーロ(約7億円) 更新日:2022年3月24日(当時25歳) 日本人の歴代市場価値ランキングの40位は奥川雅也だ。ドイツのアルミニア・ビーレフェルト在籍時に市場価値500万ユーロ(約7億円)と評価された。 19歳からヨーロッパでプレーする奥川だが、2015年のザルツブルク移籍当初はレンタル移籍を繰り返しながら、飛躍のための下地を作っていた。奥川の市場価値はその期間にほとんど変動を見せなかったが、ザルツブルクに復帰した19/20シーズンに、奥川は市場価値を大きく上げることになる。このシーズン、奥川はリーグ戦で9得点6アシストを記録し、初めてUEFAチャンピオンズリーグでプレー。市場価値はシーズン前に75万ユーロ(約1.1億円)だった市場価値は、たった1年で400万ユーロ(約5.6億円)にまで跳ね上がった。その後、ドイツのビーレフェルトに移籍し、2021/22シーズンには8得点を記録、市場価値が自己最高額500万ユーロ(約7億円)に到達している。 現在アウクスブルクに所属する奥川の市場価値は200万ユーロ(約2.8億円)となっている。2023/24シーズンは今のところ度重なる怪我もあり出場機会をほとんど得られていない状況だ。
39位:久保裕也(現・シンシナティ) 生年月日:1993年12月24日 当時の所属クラブ:ヘント(ベルギー) 最高市場価値:500万ユーロ(約7億円) 更新日:2017年6月6日(当時23歳) 久保裕也はヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代の日本代表で印象的な活躍を見せ、ワールドカップ本戦出場を大きく手繰り寄せることとなった、2017年アジア最終予選のUAE戦で決めたゴールは多くのサッカーファンの記憶に残っている。過去最高額はベルギーのヘント時代のもので、歴代市場価値ランキングで39位に位置している。 2013年、京都サンガからスイスの名門ヤングボーイズに移籍した際の市場価値は90万ユーロ(約1.3億円)であった。久保はヤングボーイズでゴールとアシストを重ねて市場価値を伸ばし、2017年にヘントに移籍し、市場価値の最高額を記録した。その金額は約1年間維持されるが、ドイツのニュルンベルクに期限付き移籍した18/19シーズンに久保の市場価値は急落。たった1シーズンで300万ユーロ(約4.2億円)も下がってしまった。 2020年1月、市場価値が200万ユーロ(約2.8億円)となっていた久保は26歳でMLSのシンシナティへの移籍を決断した。移籍当初はボランチを任され、チームの調子も上がらず苦戦もあったが、2023シーズンにシンシナティはイースタン・カンファレンスで躍進を遂げ、久保の契約も2025年まで延長となった。