【福岡ボート(サマータイム)一般】深川麻奈美 最高の結末へ
<4日・福岡ボート・4日目> 幸運の女神がほほえんだ。深川麻奈美(37)=福岡=は予選最終走の4日目11Rを3着で終えて、最終的な得点率は8.57。最終12Rの福岡選抜で1号艇の魚谷香織が2着以下、4号艇の岩崎芳美が4着以下で首位通過という条件に、「それはまずないですよ」と諦めムードだったが、結果は魚谷が2着で岩崎が5着。全力を尽くした先に最高の結末が待っていた。 機力は抜群ムード。相棒31号機は現エンジンで最もエース機に近い良機で、「行き足や回り足が良くて、バランスが取れてどの足も普通以上」と本人も愛機をべた褒め。「最近の中でも一番出ている」と全幅の信頼を寄せており、機力に不足は一切ない。 三度目の産休から復帰して5期が経過したが、A2級には復帰したもののA1級には復帰できずじまい。産休前は自己最高勝率をマークするほどの充実ぶりだっただけにジレンマを抱えている。「最近は本当に満足できるレースをできていないです。もっとかっこいい派手なレースをしたいんですけどね。リズムを上げたい」 自らを変える最高の良薬は白星。それも最も派手な白星である優勝で、本来の輝きを取り戻したい。「福岡では優勝したことがないので地元で優勝したい。ここまで来たら気合を入れて頑張ります」。8月に控えるレディースチャンピオンの前に、愛するホームで完全復活ののろしを上げる。(森 大輔)