大成が成立学園との強豪同士対決を1-0で制す
優勢に試合を進めながらも、なかなか得点できなかった苦しい展開に豊島裕介監督は、「いい流れだった前半に決め切ることができなかったのは課題です。ただ相手のペースになった時間帯もありましたが、後半の残り10分くらいはリズムを取り戻して自信を持って戦ってくれました」と粘り強かった選手を褒めた。小野については「先発でも十分やれる選手で、苦しい時にチームを助けてくれます」と目を細めた。 2019年の沖縄インターハイに初出場したが、全国高校選手権はまだ経験していない。昨年の東京B予選は準決勝で修徳に惜敗。それだけに小野は「今年はどのポジションにも選手がそろっているので、チームの歴史を変えたい」と選手権初出場に力こぶを入れる。チームに携わって19年目、指揮官になって6年目の豊島監督も「多彩な攻めができるようになったし、守りもレベルアップしてきました。練習を重ねて目標をかなえたいですね」と意欲的だった。 (文・写真=河野正)