「時速400キロで世界最速」中国の高速鉄道、次世代モデル車両発表
中国の高速鉄道(新幹線)で次世代車両となるCR450型のモデル車両が29日、北京で発表された。中国国営新華社通信が伝えた。中国メディアによると、新車両は時速400キロでの営業運転を見込み、世界最速となるという。 【写真】一審判決で贈収賄額約25億円と認定された李鉄・元サッカー中国代表監督 国有鉄道会社の中国国家鉄路集団によるプロジェクトで、最大の車両メーカー・中国中車などが参画する。時速400キロを目指す構想は2018年に始まったといい、今の主力車両・CR400型の後継になるとみられる。新華社によると、新車両は現行と比べ重量を約10%軽くしたほか、制動距離の短縮や車内の静穏性の向上も実現したとされる。 中国の高速鉄道の総延長は23年末に約4.5万キロと世界最長で、日本の新幹線の13倍以上に達している。新車両は25年の投入を見込むという現地報道もある。(北京=斎藤徳彦)
朝日新聞社