ソフトバンク小久保監督「今年一番良かった」 ベテラン和田毅が2軍戦の復帰登板で6回無失点 即1軍は否定も「十分期待できます」
◆ウエスタン・ソフトバンク9―0オリックス(10日、タマスタ筑後) ソフトバンクの和田毅投手が6回75球を投げ、4安打無失点と好投した。6三振を奪い、最速は143キロをマーク。視察に訪れた小久保監督に元気な姿をアピールした。 ■4番ドラ1一塁手が3安打の固め打ち 火を噴くようなツーベース【10日筑後】 和田は2日のロッテとのホーム開幕戦(ペイペイドーム)の先発が内定していたが、最後の調整登板となった3月26日のウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)で左手中指のまめの状態が悪化し、登板回避が決まった。現在は1軍に同行しながら回復に努め、4月1日には投球を再開。この日が実戦復帰のマウンドとなった。 和田は「今までに比べれば、0点で抑えられたので、自分自身でも少し安心したかなというのもある。まだまだ細かいコントロール(の問題)はあるので、突き詰めていかないといけない。感覚的にはいい時に戻りつつある。ある程度、勝負できる形というか、ボールは増えてきていると思います。ようやくいい形が出始めた」と手応えを語った。 小久保監督も「今年一番良かったんじゃないですか。倉野(投手)コーチ(チーフ)と一緒に見ていましたけど、今年一番、真っすぐも変化球も良かったように見えましたね。今日一回ですぐ次は上(1軍)というのはないですけど、今日ぐらい投げてくれれば十分期待できますね」と話した。