<速報>マエケン、6回2安打2失点 一発浴びるも負けつかず
ドジャースの前田健太(27)が現地時間6日、トロントのロジャースセンターで行われたインターリーグ(交流戦)のブルージェイズ戦に先発、6回、102球を投げ、2安打2失点の内容でマウンドを降りた。0-0で迎えた6回に一死一塁から3番のバティスタにフルカウントから2ランを許したが、その裏、ドジャースが反撃。同点に追いつき、幸運にも前田の負けが消えた。 前田は、中7日、メジャーでは初のドーム球場での登板。ブルージェイズは、ア・リーグの東地区3位だが、チーム本塁打35が4位、チーム打点122がリーグ3位にランクされる強力打線である。 その立ち上がり、一死から2番のドナルドソンをストレートの四球で歩かせ、続くバティスタの初球に無警戒に盗塁を許す。バティスタはショートフライに打ち取るが、4番打者への初球のスライダーが高めに浮く。エンカルナシオンが痛打。打球は三塁線を襲うが、ドジャースの三塁手、ターナーが横っ飛びしてファインプレー。二塁走者の生還を許さなかった。 二回にも先頭打者を歩かせるが、ピラー、ゴーインスという下位打線には格の違いを見せつけ、いずれも外角のスライダーで連続三振。前田は3回にも守備に助けられる。先頭のバーニーにライト線を破られたが、ライトのプイグが素手で処理して、二塁へ見事なダイレクト返球。無死二塁となるピンチが一瞬にして消えたのだ。 マエケンは、ペースを取り戻し4回を三者凡退、5回も二死から四球を与えたが、最初の打席であわや二塁打を打たれたバーニーをスライダーで見逃しの三振に。スコアボードにゼロを並べる。 だが、球数が90球に近づいた6回に落とし穴が。一死からドナルドソンに四球。昨季のMVP男に神経を使いすぎた影響か。クリーンナップをむかえ、バティスタに、この試合で唯一失投といえる曲がりの悪いスライダーをとらえられ、レフトスタンドへ0-0の均衡を破る痛恨の6号2ランを浴びた。前田は球数が102球に達したことで、6回を投げきって降板した。 負け投手の責任を負っていたが、その裏、ドジャース打線が奮起して同点に追いつき、幸運にも負けが消えた。マエケンは、2安打(1本塁打)2失点。4四球、7奪三振の内容。クオリティスタートは守った。 試合は、8回に一死一二塁からブ軍のピラーが勝ち越しの3ラン。技ありともいえる、このレフト超えアーチが決勝点となり3-5でドジャースが敗れた。