アポロ、アジアのプライベートウェルス部門で人員倍増へ-日本でも
(ブルームバーグ): 米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントはアジア太平洋地域で人員採用を増やす方針だ。富裕層顧客からの運用資産拡大を目指す。
アジア太平洋地域のグローバル・ウェルスマネジメント責任者、エドワード・ムーン氏はインタビューで、「今後2-3年で域内のプライベートウェルス部門の従業員数を2倍に増やす予定だ」と指摘。増員の主な対象地域は日本と韓国、オーストラリアで、シンガポールと香港のチームも引き続き陣容を拡大していくと述べた。
アポロは2029年までにグローバルウェルス事業で少なくとも1500億ドル(約22兆7600億円)の調達を目指している。個人投資家に150兆ドルの市場機会があるとみており、そのうち約50%はファミリーオフィス、2%は富裕層からもたらされるとしている。同社の運用資産は6月30日時点で6960億ドル。
ムーン氏によると、アポロが22年にアジアでプライベートウェルス事業を立ち上げて以来、域内の富裕層投資家から集めた資金は50億ドル近くに上る。
アポロはアジアのウェルスチームの現従業員数については明らかにしなかったが、香港やシンガポールなどの大きめの市場では、140人体制で顧客サービスを提供するグローバルサポートモデルを導入していると説明した。
原題:Apollo Plans to Double Asia Pacific Headcount in Private Wealth(抜粋)
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Denise Wee