野田佳彦氏には消費税アップ含む「7つの大罪」…立憲代表選に意欲満々の裏で透ける魂胆
立憲民主党の代表選に意欲満々の野田佳彦元首相(67)。党内では「安定感がある」「論戦で政府と渡り合える」と、泉健太ヘナチョコ代表よりましだ、と期待されている。 【写真】自民総裁選ポスターは刷新感ゼロ!《プロレスの興行か?》“諸悪の根源”目立つ配置に悪評ふんぷん しかし、ちょっと待ってほしい。古い話で覚えている人も少ないだろうが、民主党が政権からズリ落ちた2012年11月の党首討論だ。 野田氏は安倍自民党総裁に「消費税を上げる代わりに議員定数削減を約束するなら解散してもいい」と言ってのけて総選挙で惨敗した。そして政権復帰した安倍自民党は「野党との約束だ」と消費税アップをしたものの、定数削減はスルーした。 消費税だけではない。野田氏は在任中に安倍路線のレールをすべて敷いていたのだ。日刊ゲンダイでコラムを連載中の高野孟氏は「野田の7つの大罪」としてこう指摘している。 ①安保法制=野田の「国家戦略会議」で「集団的自衛権の行使」を認めていた ②武器輸出=「包括的な例外協定」を発表 ③オスプレイ=米国の要請で12年10月に沖縄配備 ④尖閣諸島の国有化=根回しなしに強行して、日中関係が一挙に悪化 ⑤原発の再稼働 ⑥TPP=参加の協議を開始 そして、⑦消費税導入決定だ。 先週、野田氏は日本維新の会の勉強会の講師に招かれウケていた。落ち目の維新と組んで、自民党モドキの保守党をつくる。野田氏の立憲代表選出馬にそんな魂胆が透けて見える。 ◇ ◇ ◇ 野田佳彦元首相に急接近している日本維新にも思惑があるようだ。●関連記事『【もっと読む】ジリ貧の馬場維新が立憲民主党に抱きつき延命画策…「野田佳彦新代表」爆誕に現実味で詳報している。