大谷翔平は多少ズレたポイントが戻ればホームラン量産モードに…高橋由伸氏が分析
◆米大リーグ ドジャース5―4ジャイアンツ(3日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】仲間の手荒い祝福に顔をしかめる大谷 ドジャース・大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、本拠地のジャイアンツ戦に「2番・DH」で出場し、待望の移籍後初本塁打を放った。7回2死から右中間へ、メジャーでは自己“最遅”となる開幕9試合目、41打席目の1号だった。 * * * やっと出たね。韓国での数試合を見ていたが、大谷から力みを感じていた。大勢のファンの前で、早く一本が打ちたかったのだろう。それが多少のズレを生み、ここまで響いてしまった。その後、明らかに直球には差し込まれ、変化球はうまく拾ってはいたが、力が抜けるポイントでさばいていた。(3月21日・ソウルで)パドレス・松井から右中間へ大飛球を放ったのがそれだ。内角もガンガン攻められたりと、本人が言う「我慢」との闘いだったと思う。 今季1号も、本来のポイントからは少し前めだった。かみ合ってくれば、左中間に放り込むコースだ。多少ずれたポイントさえ戻れば、泳がされてもスタンドインしてくる。まもなく量産モードに入る。今年もホームラン王争いに加わってくるよ。(スポーツ報知評論家・高橋 由伸)
報知新聞社