娘の習い事を軽自動車で送迎しています。ほかの家庭は「アウディ」や「レクサス」など高級車での送迎なので恥ずかしいです。気にしすぎでしょうか?
車の購入を検討するときにまず考えることは、普通乗用車にするか軽自動車にするかだと思います。近年、デザイン・機能ともに著しい進化を遂げている日本の軽自動車。アウディやレクサスのよさもありますが、どの車にもそれら特有のよさがあります。 本記事では、アンケート結果を基に、軽自動車が選ばれる理由やメリットなどを解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
軽自動車は恥ずかしい? 子どもがいる家庭で軽自動車を所有している割合は約半数
株式会社こどもりびんぐが運営する、こどもリサーチあんふぁんWebの「支持される軽自動車のヒミツ」によると、52.7%の方が軽自動車の所有経験ありと答えており、その数は約半数であることが分かります。軽自動車に乗っている方が全体の約半数を占めている可能性があるといえるでしょう。
軽自動車が選ばれる理由
同調査において、軽自動車購入の理由・きっかけで最も多かったのが「前の車からの乗り換え」でした。子どもが生まれたことを機に、乗せ降ろししやすい軽自動車に変えた方や、子どもにお金がかかるため、維持費の安い軽自動車に乗り換えた方が多く見られます。 また、一般社団法人日本自動車工業会の「軽自動車の使用実態調査報告書」によると、乗車人数の少なさや、運転距離・運転する場所、運転の自信のなさを背景に、軽自動車を選択する方が多いようです。 軽自動車が多くの方に人気があるのは、車種やデザインなどが豊富で、自分自身のライフスタイルに合った車を選べることが主な理由として挙げられます。
【車検費用・自動車税】軽自動車は維持費が安い傾向にある
軽自動車の最大のメリットと言えるのが、維持費の安さでしょう。 ソニー損害保険株式会社「2023年 全国カーライフ実態調査」によると、1ヶ月あたりの車の維持費の平均が最も低かったのは、軽自動車の1万1100円で、最も高かったのがSUV・クロカンで1万7600円でした。その差額は1ヶ月あたり6500円で、年間に換算すると7万8000円になります。 また、軽自動車と比較されやすい普通乗用車の車検費用は、車両重量が1トンを切る排気量1リットルクラスで7~12万円、1.5トン以下の1.5リットルクラスでは8~13万円といわれています。対して軽自動車は、6~10万円程度が相場となる場合が多いようです。 自動車税額は、排気量1リットルクラスでは2万5000円、1.5リットルクラスでは3万500円と定められています。対して軽自動車税は、初年度検査年月から13年以上経過していなければ一律で1万800円です。普通乗用車の中で最も重量の小さいコンパクトカーと比較しても、1万円以上の差があります。