サポーターは泣いている? J2リーグ、期待を裏切ったチーム(6)昇格目標→残留争い…。悪夢の公式戦10連敗
2024シーズンの明治安田J2リーグは折り返し地点を過ぎた。前半戦(第19節まで)の結果を振り返ると、いわきFCやレノファ山口FCなど昨季から大きな飛躍を見せたチームがある一方で、長く不振に喘いでいるチームも複数ある。今回は、今季のJ2リーグ前半戦で残念ながら低調な戦いぶりとなっているクラブを紹介する。 ※情報は6月20日時点の『transfermarkt』参照
水戸ホーリーホック(現在16位) 前半戦順位:17位 前半戦成績:19試合4勝6分9敗 J1昇格を目指して今季に臨んだ水戸ホーリーホックだったが、前半戦はその目標とはかけ離れた低調な出来に終わっている。 第1節いわきFC戦に勝利し上々の滑り出しとなったものの、そこから公式戦5連敗。第6節ジェフユナイテッド千葉戦(0-0)で久しぶりに勝ち点を積み上げて連敗阻止に成功するが、今度は勝ちきれない試合が続く展開に。リーグ戦5試合連続ドローとなった。待ちに待った今季2勝目は第11節レノファ山口戦(2-1)まで時間がかかり、悪夢の公式戦10試合未勝利という成績不振を受けて、5月に濱崎芳己監督は解任されている。 後任には、クラブのレジェンドである森直樹氏が選ばれた。新たな指揮官の元で水戸は復調し始め、本来のスタイルである「堅守速攻」も取り戻しつつある。 第14節ロアッソ熊本戦(2-0)で早速白星を挙げると、第15節モンテディオ山形戦(1-0)でも勝利。その後、清水エスパルスやV・ファーレン長崎など上位勢と対戦したことでリーグ戦3連敗を喫したが、悲観する必要はないように思われる。水戸らしい強度の高いサッカーを展開して相手を苦しめていた。 先日行われた第20節ブラウブリッツ秋田戦(1-0)は、選手たちの後半戦へ向けた強い決意を感じる劇的な展開で幕を閉じた。後半アディショナルタイムにDF楠本卓海がゴールを奪い、貴重な勝ち点3を奪取。このまま良い流れを維持しながら後半戦を駆け抜けたい。
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