A3やAクラスも良いけれど ボルボV40 放っておけない優秀ハッチバック UK中古車ガイド
新車時代のAUTOCARの評価は
実用的で快適なクルマとしてボルボを評価しているなら、V40にも感銘を受けるはず。平均的なボディサイズが故に、車内空間はクラスをリードしていないものの、完成度は高い。(2012年8月15日)
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ポール・カーペンター氏 「2019年に、2013年式のV40 D2を購入しました。走行距離は、購入時で20万kmを少し過ぎたところでしたが、現在は27万8000kmへ伸びています。期待を裏切らないクルマですね」 「Rデザイン仕様なので、装備は充実しています。ロンドン中心部のウルトラ・ローエミッション・ゾーン(ULEZ)の規制に対応していませんが、実際の燃費は23.0km/Lくらいで、新しいクルマに引けを取りません」
購入時に気をつけたいポイント
■ボディ 2015年式より前のV40では、リアドアのロックが不調になる場合がある。電動フォールディングミラーが、動かなくなることも。 塗装の状態は、良く観察したい。フェイスリフトを受けた2016年式以降には、高性能なLEDヘッドライトが組まれている。 ■エンジン D4に載る、2.0Lディーゼルエンジンの不調や燃費の悪化は、EGRバルブが原因のことがある。2万9000km毎か、1年毎の整備が英国では求められている。D2では更に短く、2万km毎か1年毎だ。 ディーゼルターボでもガソリンターボでも、タイミングベルトの交換履歴は予め確かめておきたい。 ■トランスミッションとブレーキ 前期型のV40では、フォード社製ATの冴えない変速マナーに批判が出た。その後、アイシン社製へ置き換わっている。後期型のV40では、6速MTのクラッチに不具合が生じがちだった。 ブレーキフルードは、2年毎の交換が前提。過去の履歴を確かめたい。 ■ホイール Rデザイン用のダイヤモンドカット・ホイールは、表面のクリア層が剥がれやすい。綺麗にするには、小さくない費用を要する。 ■インテリアと電気系統 走行中の振動で、センターコンソールがカタカタ鳴る場合がある。ディーラーで直せる。後方視界は余り良くないため、パーキングセンサーやバックカメラが役に立つ。