観音堂改修へ、屋根瓦に願い事書いて寄進を-京都・福知山市の海眼寺
境内を開放し、本堂に仏教マンガコーナーを設けたり、コロナ禍で帰省できない人のためにユーチューブで除夜の鐘を中継するなど、様々な方法で仏教を身近にと取り組んでいる京都府福知山市寺町の臨済宗南禅寺派・海眼寺(芝原三裕住職)は、現在改修工事をしている観音堂に使う屋根瓦の寄進を募っている。瓦には自分の名前と「家内安全」などの願い事を書き入れることができ、寄進の証明として記念ご朱印や観音堂の古材を使った数珠型ブレスレットがもらえる。瓦1枚につき5千円。申し込みは31日まで。 同寺によると、観音堂は江戸時代中期にはあったといい、幕末の1860年(安政7年)に火災で焼失。京都南禅寺伝来の千手観音像を譲り受け、1877年(明治10年)に再建された歴史ある建造物。 瓦への書き入れは寺を訪れて記入するほか、住職に代筆も依頼できる。記念品は3月以降に発送する予定。 芝原住職は「大改修のこの機会にしかなしえない貴重なご縁ですので、ご寄進いただければ」と呼びかけている。 問い合わせや申し込みは同寺、電話0773(22)3247へ。