練習に臨んだ柏・関根大輝（カメラ・浅岡諒祐）

　Ｊ１柏は５日、千葉・柏市内で新潟戦（９日・三協Ｆ柏）へ向けた公開練習を行った。１０月の北中米Ｗ杯アジア最終予選のサウジアラビア戦（２〇０）とオーストラリア戦（１△１）で日本代表に初招集されたＤＦ関根大輝が、練習後に取材に応じた。 　今月のインドネシア戦（１５日・ジャカルタ）と中国戦（１９日・アモイ）へ臨む日本代表のメンバー発表は２日後の７日に行われる。前回はＤＦ高井幸大の離脱で急遽追加招集されたこともあり、代表発表の日程についてあまり意識はしていなかったというが「（今回は）やっぱ気にしちゃいますね。日程はちょっと気にして」と心の内を明かした。 　サウジアラビア戦と中国戦は２戦ともベンチ外で「自分の課題とか色々見つかった」。森保一監督からは体の向きやポジションニング、相手ＦＷと１対１になった場面などの指摘を受けたという。関根も「（代表活動からクラブに戻ってから）常に目の前の相手に負けないというのは意識してやっていましたし、その基準というのはどんどん自分の中で上がってきている感覚はすごいある」と手応えを感じている。 　「今まで自分は攻撃の部分でクロスやアシストを求めていたが、（柏で）プレーしていてなかなかチームとしての攻撃がうまくいかなかったり、自分のクロスを上げる回数が（相手に）警戒されて減り、他で目立てるところを探さなきゃいけないときに、守備の部分で目の前の相手に負けてなかったら、こいつ守備でもできるんだなというふうになる。攻撃と守備両方出来た方がいいですし、両方高いレベルにあった方がもっと上のレベルに絶対行ける」。 　一方で、「チームとして結果出ていないですし、個人としても数字のところで結果は残せていない」と、現在１７位でＪ２降格圏内の１８位磐田と勝ち点４差で残留争いをしているチームの現状、そしてアシストなどの数字を今季まだ記録できていないことにも言及。「もちろん選ばれたいですけど、次の活動（３月）まで間空くと思うので。もし入らなかったら（それまでに）成長したいと思いますし、そこは一喜一憂せずに」と話した。