【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバー・番外編③】人気カスタムクラブヘッドを一挙公開! シャフトの性能、長さによる違いを振り返る
▼ゴルフクラフト・大信プロダクト《10.6度》
堀越プロ すべてロッディオで組み合わせた大信プロダクトのクラブですが、リアルロフトが10.6度と球の打ち出し角、そして寝ていることによってつかまりやすい組み合わせの印象でした。シャフト自体がトルクが多くてオフセンターヒットに強く、また左に行きづらい組み合わせなのでしっかりと振っていけるようなクラブに仕上がっていました。またすべてロッディオのシャフトで組んでいることから、お互いの相性が良く、スムーズな挙動が印象的でした。
▼スパイグラス《10.7度》
堀越プロ 大信プロダクトと同一な組み合わせですが、こちらは45.75インチと少し長めに組み合わせ、飛ばしの要素を強くした意図が感じられました。少し長くなったからか、手元部分にしなりを感じ、インパクト直前でしなり戻りが強くなって球を押せる感覚が強かったです。シャフトを自分でコントロールしたいというよりは、オートマチックにシャフトが動きたいように動かせれば安定性と飛距離が期待できると思います。
まとめ
「同じヘッド、異なるシャフトで比較しましたが、やはりシャフトとの組み合わせ次第でヘッドの特徴も変化することが改めて確認できたと思います。またシャフト、ヘッドだけではなく、カウンターバランスにするアイテムや、ヘッド重量を調整することにより、さらに自分好みに近づけられる応用力の高いヘッドでした」(堀越プロ)
総評
「一般的にはつかまりやすいヘッドも、シャフトによって左に行かないような組み合わせができることや、シャフトのしなり戻りを最大限に使ってよりつかまるセッティングにしたりと、所謂『町中華』のように同じ食材を使っていても味付けに特徴があることがカスタムクラブの魅力、楽しさだと感じました。また1つの品に対してスパイス(可変ウェイトやツアーロックなど)を入れることで味変の様に気軽に変化を楽しめるような提案力はさすがだなと実感しました。この試打企画を通じて、地元の工房やカスタムクラブに興味を持つきっかけになるととてもうれしいですね」(堀越プロ) まだまだ堀越プロの試打企画は続く……。次回もお楽しみに !
みんゴル取材班