【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバー・番外編③】人気カスタムクラブヘッドを一挙公開! シャフトの性能、長さによる違いを振り返る
▼エンジョイゴルフ工房《10度/45.75インチ》
堀越プロ 45.75インチのシャフトで試打した印象として、シャフトが長いことによってシャフトの“お助け”感が強まっていること、そして長くなったぶん、逆しなりが大きくなってヘッドスピードが速くなる傾向にありました。またヘッドスピードが増えるにあたってトウダウンが増えるからか、ヘッド上部に当たりやすくなり、低スピンかつ高弾道を実現したクラブでした。
▼田中ゴルフ《10度/45.25インチ》
堀越プロ 続いて45.25インチのクラブですが、長いものと比べヘッドスピードは落ちるものの、高弾道、低スピンで打てる性能はやはり強みと言えます。また球が高すぎる方にはこちらのほうが合う傾向が高く、逆しなりを抑え、安定感を出せるクラブになっていると思います。『DIAMOND SPEEDER』の特徴でもある低トルクを活かし、飛びと再現性を高めた1本でした。
まとめ
「2つとも同じ組み合わせですが、長さが異なるだけで全然違う味付けになって興味深い結果となりました。短くするメリットは芯に当たりやすくなり、方向性が安定しやすくなる傾向があります。また長くするメリットはヘッドスピードが上がり、一発の飛び、そしてシャフトの特徴を最大限に活かすことができる所だと感じました。1点注意していただきたいのはバックスウィングの感覚、切り返しのタイミングがかなり変化する点です。長め、短めの良し悪しを確認し、慎重に選ぶ必要性があると思います」(堀越)
ヘッド部門1位:ロッディオ「M-Tuning」を使った組み合わせ
ヘッド部門1位となったのはロッディオの「M-Tuning」のヘッドを使用した組み合わせだ。「このヘッドは自由にヘッド重量をカスタマイズできる可変ウェイトが3カ所あるので、誰でも自由にカスタマイズできることが最大の魅力だと思います。またヘッド自体の操作性が高く、ややオープンの見た目なのでどちらかというと上級者が好みそうな見た目という印象を受けました」と堀越プロは振り返る。
▼ブイテクゴルフ《10度》
堀越プロ ブイテクゴルフの組み合わせはTPT『19 HI POWER RANGE(RED)』のシャフトを組み合わせ、さらにグリップ側にカウンターバランスにするために『ツアーロック』を使用しています。手元側に重さが来ることで手が前に行かず、しっかりと球のつかまりを担保でき、かつロフトが立って入らないので高弾道も実現できました。球がつかまりやすい反面、フッカーにはチーピンを誘発してしまう恐れがありますので、スライサーに合う組み合わせだと感じました。