【お正月に嬉しいエスニックレシピ】 ほろ苦さがいい! 春菊ビーフライス おせちやお雑煮に少し飽きた頃に
のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。 絶品 “のっけごはん” レシピ(全31品)の画像を一気見! きょうの当番は、白央さん。
vol.173 春菊ビーフライス
おせちやお雑煮にちょい飽きる頃、私はエスニックな味わいがほしくなるんです。 そしてほろ苦い青菜好きの私は春菊が大好物。でも世間的には「鍋でたまに使うぐらい」「やるとしても、おひたしとか?」的に薄い反応が多いような……。いろいろ使えるヤツですよ。ナンプラーとも実は相性がいい。牛とにんにく風味で1品作ってみましょうか。 ■材料(1人分) ・春菊:50g ・牛小間切れ肉:100g ・にんにく:3g ・ナンプラー:小さじ1 ・油:小さじ2 ・ごはん:適量 A ・オイスターソース:小さじ1 ・酒:大さじ1 ・醤油:小さじ1/2 ■作り方 (1) 牛肉は食べやすい大きさに切り、ナンプラーをまわしがけ、全体を軽く和える。春菊は3センチ幅に切り、にんにくは粗みじん切りにする。 (2) フライパンに油をひいて中火にかけ、にんにくを入れる。香りが立ったら牛肉を入れてほぐしつつ、軽く炒める。 (3) 春菊、Aを加えて全体を炒め、春菊がしんなりしたら火を止める。器にごはんと一緒に盛りつける。 牛肉との相性がイチオシですが、豚や鶏肉でもかまいません。シンプルに材料は2種にしましたが、きのこやパプリカなどを加えてもおいしいですよ。 おいしいもののっけ隊(隊員2名) 白央篤司(はくおう あつし) 「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。 しらいのりこ お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
白央篤司