大卒で35年以上同じ会社で働いています。「退職金」はどれくらいもらえるでしょうか?
身体が健康なら働き続けるのも手段
老後の生活費が赤字になってしまう場合は、再雇用制度などを利用して働き続けたり、パートやアルバイトをしたりするのもひとつの手段です。身体が健康なうちに老後の資金を確保し、余裕を持っておくために働き続けるのもよいでしょう。 また、働き続けることは収入を確保するためだけではなく、体力を維持することにもつながったり、社会とつながりを持つことで生活にもメリハリが生まれたりするメリットもあります。 ■年金を繰り下げて受給すると金額が増える 現在、年金の受給開始時期は原則として65歳からです。しかし、繰下げ受給を希望すると受給を75歳まで遅らせられます。日本年金機構によると、繰下げ受給は、1ヶ月遅らせるごとに0.7%ずつ年金が増額します。65歳から受給する場合と比較して、75歳から受け取ると84%の増額率です。
退職金が足りない場合は家計の見直しが大切
大卒で勤続年数が35年以上の場合、退職給付額の平均は2037万円です。老後の生活費を考えたときに、退職金やこれまで貯蓄してきた資産では足りないと感じた場合は、早いうちから家計の見直しを行うことが大切です。 出典 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査 結果の概況 4 退職給付(一時金・年金)の支給実態 (3)退職給付制度の形態別退職給付額(定年退職者) (18ページ) 日本年金機構 年金の繰下げ受給 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部