【独自】万博会場に直通「子ども専用列車」詳細案が判明 大阪メトロ森ノ宮ー夢洲駅間 長田-夢洲間の”各停・優先”列車案も 貸切バスより安価になるか
大阪府が進める大阪・関西万博への「子ども無料招待事業」について、会場までの移動手段として検討されている「専用列車」の詳細案が分かりました。 大阪府は府内の小中高生らを対象に原則・学校単位で万博に無料招待する予定ですが、会場までのアクセスをめぐり、バスの台数不足や電車移動中の安全性の課題が指摘されています。 そうした中、大阪メトロや府市が「子ども専用」の移動手段として、中央線の森ノ宮駅から夢洲駅までの直通列車を検討していることが分かりました。 関係者によりますと、小学生は森ノ宮駅の日中は使われていないホームから電車に乗り込むことが想定されています。
小学生を乗せた専用列車はいったん万博会場とは逆方向の長田駅まで行ったあと折り返し、再び森ノ宮駅に停車したところで中学生を乗せ、夢洲駅まで向かうことが想定されているということです。 その場合、小学生の乗車時間は約50分に及び長時間であることから、一部関係者からは体調不良者が出るなど不測の事態に備え、途中下車を可能にするべきという意見も出ているといいます。 また学校から森ノ宮駅までの移動手段については、大阪メトロが専用の送迎バスを運行することなどが検討されています。 ほかに、長田駅から夢洲駅までの各駅に停まり、子どもが優先的に乗車可能な「優先列車」など、複数案が浮上しているということです。 いずれも一般的な運賃と比べ割高にはなるものの、貸切バスで移動するよりも安くすむとみられます。 万博期間中、大阪府の招待事業により1日あたり約1.1万人の小・中学生が来場する想定で、これらの案をベースに明日7日の検討会議で話し合われる予定です。