秋の褒章 岐阜県内からは1団体16人が受章
今年の秋の褒章、県内では1団体、16人が栄誉に輝きました。 このうち、金属研磨工 卓越技能で黄綬褒章を受章した関市の深川誠さん(74)に話を聞きました。 ※黄綬褒章を受章 深川誠さん 「非常に、認められたことは非常にうれしく思います」 深川さんは『刃物のまち関市』で、はさみなど刃物の研ぎ直しに、意欲的に取り組んでいます。父親の創業した会社に入社し、当初ははさみ製造を主力としていましたが、社会情勢の変化などに伴い、刃物の研ぎ直し事業を立ち上げ、推進してきました。 回転する砥石にはさみを当て一本一本丁寧に研いで、切れ味をよみがえらせる深川さんの技能は、個人ばかりでなく企業や行政などからも高い評価を得ており、去年「現代の名工」にも選ばれています。 ※黄綬褒章を受章 深川誠さん 「業界の皆さんにも『関はただ売っているだけではない、メンテナンスもやっているよ』ということをアピールできたことはよかったと思います。刃物を大切にしてほしい。メンテナンスすれば長く使えるものですから、それを研ぎ直すということで皆さんに貢献できれば」
県内の今年の秋の褒章は、社会奉仕活動に長年従事し実績を挙げた人・団体が対象の緑綬褒章に1団体。農業、商業、工業などその道一筋に励んだ人に贈られる黄綬褒章を7人。公共の利益に貢献した人へ贈られる藍綬褒章を9人が受章しています。