1位：広島県1.68倍、2位：滋賀県1.51倍、3位：福井県1.41倍。この数字は、2024年の年末年始の宿泊予約の増加率です。（前年同期比／楽天トラベル調べ）北陸新幹線の開通で3位にランクインした福井県。最大9連休となる年末年始、旅行や帰省で手土産を渡す機会も多くなります。そこで、福井のお土産の人気ランキングを取材しました。 　　　　　　　 北陸新幹線が開業し、福井には多くの観光客が訪れるようになりました。皆さん、どんなものを購入しているのでしょうか？ 　 大阪から仕事で来た人：「焼き鯖寿司、羽二重餅、笹寿司などを買いました。羽二重餅はまちがいないから。基本的には自宅用で、近所のお友達にもあげます」 　 神奈川からの観光客：「水ようかん買いました。福井出身の人にこれは買うべきとおすすめされたので」 　 大阪からの観光客： 「大野の豆腐と油揚げを買いました。おいしいし、国産大豆を使っているので良いかなと」 　 観光客に選ばれているのは、県内の特産品やお菓子が多い印象ですが、実際にどんな商品が人気なのかを調査しました。 　 訪れたのは、福井駅西口のハピリン2階にある、県内のお土産や地元の特産品が豊富にそろっている「福福館」です。 　 店員の岡本さんに人気のおみやげをランキング形式で教えてもらいました。 第5位は、福井の地酒「レトロ瓶セット」です。福井が誇る老舗酒蔵の5つの味が楽しめます。ラベルもすごくかわいく、飲みきりサイズなので飲み比べに最適だということです。 　 4位は「そば」と「へしこ」 3位は「谷口屋のおあげ」 2位は「羽二重餅」 2位から4位の商品は、“ザ・福井”といったお土産がランクインしています。担当者は「ランキング自体は毎年変わらない王道で、福井の定番商品となっているので大変人気」と話します。 　 ランキング外での人気の商品には、常温で持ち帰りやすい「水ようかん」があります。 担当者は「県外の人に人気がある。福井といえば水ようかんが有名だけど冷蔵商品が多いので、常温で持ち帰りやすい点と、賞味期限が長い」と人気の理由を話します。 　 真っ赤でインパクトのあるパッケージの人気商品も。「何個も持って帰られるお客さんがいまして袋がすごいことに…」（担当者） この店のデータによると、お土産で重視するのは「地域の特産品や限定品」「食品は賞味期限が長そうなもの」「手ごろな価格で高く見えそうなもの」などが挙げられています。賞味期限やパッケージは、やはり消費者がお土産を選ぶ重要なポイントになっているようです。 　 そして、堂々の第1位は「越前海鮮倶楽部のからあげせんべい」でした。タコと甘エビの旨味がぎゅっと濃縮されていて人気だということです。 　 天然のイイダコを1匹まるごと使用し、ピリッとした辛さがやみつきになるタコせんべいと、地元三国でとれた新鮮な甘えびが、頭と尾まで丸ごと焼き上げられた甘エビせんべいは、素材本来の濃厚な甘味が味わえる、北陸限定のぜいたくな一品だということです。 　　 ちなみに、担当の岡本さんイチおしは、福井市のコメ農家が作った「パックごはんと若狭牛カレーセット」と「若狭牛めしふりかけ」です。 　　 レトルトカレーは年末年始に需要が高まるということですが、おせちが続くことで少し違う味を求めてお手軽なレトルトカレーを購入する人が増えそうです。 　　 ふりかけも近年人気です。一般的には物価高など不景気が続くと節約志向が高まり、ふりかけの売れ行きが良くなるといわれています。このふりかけを製造しているカワモトによりますと「種類が豊富で選択の幅が広がっていることも人気の要因では」としています。