子どもが電車の中で吐いてしまったら?下車してから駅員室までが遠い!「通話ボタン」のさらなる普及を描く【作者に聞く】
下車のために子どもに「降りるよ」と声を掛けたら、突然「気持ち悪い...」と嘔吐してしまった。座席を汚してしまい、こんなときどうしたら?志水恵美(@shimizoon)さんは自身の体験談とともに、「通話ボタン」の必要性について漫画に描いた。今回は、電車内でのトラブルとその対応について話を聞く。 【漫画】本編を読む ■子どもが嘔吐して、席を汚してしまった!遠すぎる…。駅員さんまでの距離!! 子ども2人を連れてお出かけ。「次の次の駅で降りるよ」そう声を掛けたら、長女が「気持ち悪い」といって突然嘔吐。汚した座席は手持ちのもので拭いて下車したものの、全部きれいになったわけではなかった。具合の悪い長女を抱っこしたまま駅の案内所へ。乗車していた車両と嘔吐をして座席を汚してしまったことを伝えた。このとき「駅員さんに伝えるまでが遠い!すぐに話せる連絡ボタンがあればいいのにな」と、思った志水さん。 「連絡ボタン」はほかにも、と一例を挙げる。車両を占領していた若者がペットボトルを倒して床がびしゃびしゃになってしまった。若者は転がったペットボトルを拾うでもなく、そのまま下車。そのようなときにも「連絡ボタン」が役立つのでは?と思ったという。 「非常ボタン」を押すと、電車は緊急停車する。しかし、電車を停めるほどではないトラブルは多く、「漫画を描いたころは、非常ボタンを押すと問答無用で停止しちゃう電車も多かったみたいですが、今ではそのタイプは少なくなって、車掌さんと通話できるタイプが多くなったみたいですね。忙しいから誰だって電車は止めたくないですしね。日常以上、緊急事態未満の案件の可視化にもつながると思います」と志水さんは話す。 急病人は最寄り駅に到着した方が対応が早いこともあり、電車は緊急停車するか、次の駅で停車するかは走行場所や緊急性によっても対応が違うという。走行を停めない範囲で伝えたいときは、「通話ボタン」が有用だ。 取材協力:志水恵美(@shimizoon)