“学歴モンスター”wakatte.TV「高学歴は旧帝大以上」に、ひろゆき「低い人を迷惑系YouTuberみたいに罵倒する必要ある?」
一方、ひろゆき氏は、「化粧が上手いYouTuberが“こうやったら可愛くなるよ”ってやりながら、“不細工だったら生きるの大変でしょ”って言っちゃうのは違うと思う。 でも、ふーみんさんがやっていることはそれだ。“学歴があってこんな成果を出してます”“社会にこんなものを提供できてます”だけだったらいいけど、迷惑系みたいに学歴が低い人を罵倒する必要があるのか」と指摘。 これにびーやまさんは、「受験者の皆さんに多く見られているので、馬鹿にするのは良くない気持ちはある」とした上で、「就活時に、“学歴フィルターってあるんだ”と大学生は感じるわけだ。 その時に、“高校生の時にもっと勉強しておけばよかった”と後悔する子もいるので、そういう思いはしてほしくない」とチャンネルの意義を語る。 では、中高生に「低学歴はダメだ」という印象を植え付けてしまうことはないのか。ふーみんさんは「そういうふうになるかもしれないけど、このYouTubeが“コントです”っていうのも違うと思っている。見ている側のリテラシーが高ければ、俺らが伝えたいことは伝わるんじゃないか」と述べた。
■ひろゆき「“高学歴=人生幸せ”と一面的に言うのには疑問」
そもそも日本は学歴重視なのか。鈴木氏は、「日本が学歴社会だとあまり思ったことがない」との見方を示す。「新聞社に入って、中央も法政も早慶も東大もいたけど、給料は一緒だし、院卒ともほとんど変わらない。私はAV女優だったから学歴がフィーチャーされているだけで、会社員だった時に誰も学歴なんて聞かない。会社は大学のことを見くびっていて、学部で学んだことなんて関係ないと思っているから、いろんな部署に飛ばされる総合職入社なわけだ」。
また、起業家・投資家の成田修造氏は、「大学卒のほうが基本的な計算能力や言語能力は高い可能性がある。給料が高くなるのも当たり前で、それが学歴社会なのかはちょっとわからない。アメリカのほうが学歴社会で、ペーパーテストで好きでもない受験科目を大量にやらせて、その点数だけで入れるのはほぼ日本だけだ」と説明する。 ひろゆき氏は「日本の大学はあまり勉強しなくても卒業できる。“この学部を出た人はこういうことを習得している”というアメリカのようにはならず、入学時の能力とそんなに変わらない人が4年後に出るだけだ」と苦言を呈しつつ、「就職活動がうまくいかず、高学歴でも働いてみたらコミュ力が低い、役に立たないと言われて病んでしまう人がいるのは、“自分は優秀だ”と思い込んでいるせいだと思う。学歴と仕事における優秀さがずれてきているんだけど、その差がわからない。“高学歴=人生幸せ”と一面的に言うのには疑問がある」と投げかけた。 これにふーみんさんは「確かに、高学歴だぞという傲慢さは社会でお荷物になっちゃうかもしれない。でも、受験を頑張って、何倍もの倍率をくぐり抜けて勝ち取った合格というものは、何にもなかった人生で1つの自信、成功体験になっている。その経験から思い切った行動ができるようになる側面はあると思う」との考えを述べた。(『ABEMA Prime』より)