【プレビュー】1年目から躍動の川辺駿、今夏ステップアップへさらに成績伸ばせるか | ベルギーリーグ
2023-24シーズンのベルギーリーグ第29節が日本時間3月9日から3月11日にかけて開催される。 ■ヘンクvsスタンダール・リエージュ 連勝中のヘンクだったが、前節は3位クルブ・ブルッヘに0-3と完敗し、3連勝を逃した。そのヘンクと対峙するのが、前節3試合ぶりの勝利を手にしたスタンダール・リエージュだ。 その中心にいるのは川辺駿。ベルギーリーグ1年目ながらすでに今季は7ゴール・5アシストを記録。活躍の要因として「チームメイトは僕を信頼してくれているし、より直接的にゴールに向かってプレーできています。味方の存在が僕の得点やアシストを簡単してくれていますね」と手応えを語る。 ベルギーメディアの間でもチーム全体の得点のうち41%に関与する川辺には注目が集まっており、今後の活躍次第では今夏のステップアップにも期待ができそうだ。 ■ユニオンSG vsヘント 昨年9月以来、リーグ戦では負けがないユニオンSG。現在は3連勝中で、2位アンデルレヒトとは8ポイント差としている。その中で町田浩樹もリーグ戦21試合に出場し、チームの3CBの一角として欠かせない戦力となっている。 対するヘントは年明けからリーグ戦8試合で1勝のみ。その間、無失点で抑えたのは1試合のみととりわけ守備面で苦戦している。渡辺綱、シュミット・ダニエルらを擁しながら、守備の安定性に欠いているようだ。前期の対戦では1-1のドローに持ち込んでいるだけに、首位チーム相手に健闘を見せたいところだ。 ■オイペンvsシント=トロイデン 6連敗中と泥沼にはまるオイペン。その間得点はゼロと深刻な得点力不足にあえいでいる。一方のシント=トロイデンもリーグ戦終盤でありながら、今季は開幕2試合以来一度も連勝はなし。なかなか波に乗れないシーズンを戦っている。 前節はアントワープに0-3完敗を喫した。その中でのポジティブな要素はGK鈴木彩艶のパフォーマンス。3失点は許したものの、好パフォーマンスを見せたことでベルギーメディアの間では「彼史上最高の試合」との評価を集める。アジアカップでは苦い記憶とともに大会を去っただけに、残りのシーズンを実りのあるものとしたいところだ。