娘が「いじめ加害者」としてSNSに実名投稿されてしまった…いじめの報復はどこまで許される?【漫画】
もし、自分の子どもが「いじめ」をしていたら? いじめ問題がニュースで取り上げられることが多くなってきた昨今。そんないじめ問題を加害者家族、被害者家族双方の視点から描き、「自分も同じようないじめを経験した」「全親に読んでほしい」「子どもに読ませた」など、SNSで多くの反響を呼んだコミックエッセイ『娘がいじめをしていました』(しろやぎ 秋吾 著)から一部を公開します。 【前話を読む】「謝るなら最初からやるな」いじめ加害者の親が“謝罪”以外に、被害者にできる償いは?
前話までのあらすじ
怪我をさせてしまった小春に直接謝罪することができず去ろうとした直前、奥から少しだけ顔を覗かせた小春。その顔には痛々しい怪我のあとが…。 小春の表情からは何も読み取れずただこちらを覗くのみ。改めて小春に謝罪をしたが、近づくことも声を出すこともなかった。
愛の母・加奈子はかつて自分がいじめ加害者に対して感じていた「謝るなら最初からやるな」という気持ちを思い出すが、加害者の親として「謝ることしかできない」ことへの罪悪感に苛まれる。
帰り道、愛に「いじめのことを正直に言えたのは偉い」「もう同じことは繰り返さないだろ」と話す夫に、いろいろな思いが溢れ、何も言うことができない加奈子は、小春が不登校にならないことを祈ることしかできないのだった。
8月末 赤木家 もうすぐ夏休みが終わる 愛ー 明日から学校でしょ
宿題全部終わってるんでしょうね 終わってるよ 持ってくもの確認するからプリント見せて
図工の宿題は? どれにしたの なんでもいいじゃん
見せなさい もーわかったよ
STOPいじめ 見て見ぬフリしないで
小春ちゃんに酷いことしちゃったからさ 大事なことだからみんなにも伝えたくて
どうかな… へぇ人権ポスターにしたんだ あんたが言うか…
いじめた側は反省したらそれでおしまい 間違いに気づけて良かったと美談にしちゃってる?
謝罪だけ済まして これで良かったのかな 考えてもしょうがないか
降り出したな 愛 傘持っていったっけ
#拡散希望