【ONE】ロッタンが再び計量失敗で王座剥奪!スミスはバキバキボディでパスし「契約体重」で対戦合意
11月9日(土)開催の『ONE 169』(タイ・ルンピニースタジアム)のONEフライ級(約61.2kg/135ポンド)ムエタイ世界タイトルマッチ計量が7日夜に行われ、王者ロッタン・ジットムアンノン(27=タイ)が計量失敗。王座を剥奪したと主催者が発表した。計量をパスした同級3位のジェイコブ・スミス(32=英国)との試合はキャッチウェイトの61.46kg(135.5ポンド)で行われる。 【フォト】計量を失敗したロッタンのボディ、対するスミスはバキバキ! ロッタンは1度目の計量で、ハイドレーションテスト(水抜き禁止のため尿比重検査)はパスしたが、約61.2kg(135ポンド)のリミットを全裸になっても約227g(0.5ポンド)超過。2度目の計量ではハイドレーションテストでパスできず、体重計には乗らなかった。おそらく急激に汗を流し尿比重が高くなったのだろう。 ロッタンは前戦の24年6月、デニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)戦でも計量、ハイドレーションテストに失敗し、契約体重で試合を行われていた。この試合はノンタイトル戦でベルトの剥奪はなかったが、今回はタイトル戦だったため、王座剥奪となった模様だ。 ロッタンは王座剥奪に加えファイトマネーの20%の罰金。試合はスミスが勝った場合のみ王座獲得となる。 スミスにとってロッタンはリベンジ戦だ。22年5月ONEフライ級ムエタイ世界グランプリ準々決勝で初対決し、判定で敗れているが、昨年12月はブラジルのボルター・ゴンサルベスに1RでKO勝利するなど力をつけてきている。スミスのボディを見る限りだが調子は良さそうだ。ロッタンの計量失敗で、メンタル的にスミス有利か。ロッタンに勝ち、王座奪取の可能性も高くなったのではないだろうか。