梅雨入りまだ?気温30度以下でも湿度80%以上で『梅雨型熱中症』の恐れ 記録的な暑さが続く関西
■梅雨入りが遅れ 農作物にも影響「いわゆる平年並みを期待」
一方、梅雨入りが遅いことで兵庫県丹波篠山市では農業に影響が。6月上旬に黒豆の種をまいたこの畑。毎年、梅雨のシトシト雨で水分を含ませ発芽させるそうなのだが、ことしはなかなか梅雨入りせず、発芽しない状況が続いている。 アグリヘルシーファーム 原智宏代表取締役:これが発芽して付いた黒豆の苗、赤ちゃん。おとついぐらいに降った雨で一気に発芽した。 心配な状況でだったが、おとといの雨で何とか芽を出し、タイムリミットぎりぎりで難を逃れた。 アグリヘルシーファーム 原智宏代表取締役:助かったって感じですかね。発芽しないままでは2週間ぐらいが限界です。2週間雨がなかったら、種は死んじゃいます。となると、もう一度、作業同じことやらなきゃならないですし、種にもお金かかりますし。 梅雨入りを心待ちにしている。 アグリヘルシーファーム原智宏代表取締役:ことしは悩まされるなと思ってたんですけど、本当にたった1回の雨で好転したりするのが農業なんです。いま発芽までこぎつけたので、あとは梅雨入りしていただいて、それもあんまり長くならないように、いわゆる平年並みというのを期待しています。 さらに…、 記者リポート:丹波篠山市のゆり園です。すてきなユリが満開ですが、実は梅雨入りしていないことで困ったことが起きているんです。 シーズン中、10万本の色とりどりのユリが咲き誇るゆり園。兵庫県内は、先週から30度以上の真夏日を観測する日が多く、早咲きのユリが一気に満開になったという。 訪れた人:これほどたくさんのユリ見たの初めて、立派なものです。 訪れた人:きれいですよね。 このゆり園では、ユリが見頃で一見すると影響はあるように思えないが…、連日の気温の高さで花の開き具合が早まって、きれいなユリがいつまでもつか、スタッフたちはハラハラしながら見守っている。 ささやま玉水 安田嘉典社長:最初から決まっているバスツアーとかですね。7月出発も結構確定ついておりますので、(Q.そこまで持つかなと?)そういう心配で、時々寝られないときがあります。このバックのところは6月終わりぐらいには終わってしまってかなと。 6月下旬以降、早咲きの時期は終わるが、遅咲きのユリとこれから見頃を迎えるアジサイを楽しんでほしいということだ。