「ラーメン支出額」山形市が逃げ切り3連覇か 10月までに過去最高の昨年超える1万7867円
今年10月までの総務省の家計調査で、山形市の1世帯当たりのラーメン支出額が全国トップの1万7867円に達し、過去最高だった昨年の総計を上回ったことが分かった。2位新潟市(1万3290円)、3位仙台市(1万3162円)を引き離し、3年連続の全国一が確実視される。 【写真】2年連続日本一に沸くラーメン店主 ■2位新潟市、3位仙台市を引き離す 山形市が家計調査の結果から算出した。昨年1年間の総計1万7593円を10月の時点で274円超えた。新潟市とは4577円の差がある。「そば・うどん」の支出額も前年同期比1804円増の1万929円で2位に付ける。首位は高松市の1万3551円。 山形市はラーメン支出額で2020年まで8年連続首位だったが、21年に2位に陥落。市の働きかけで市内のラーメン店主らが「『ラーメンの聖地、山形市』を創る協議会」を設立するなど機運醸成に努め、22年に首位を奪還した。 市ブランド戦略課の高橋大課長は「年間で初の2万円をうかがう勢い。仙台をはじめ、山形県外から訪れる人の新たな観光コンテンツとなっている。イベント開催など官民一体で盛り上げた成果が出ている」と話した。総務省は今年の総計を来年2月に発表する。
河北新報