ウクライナ出身新十両の安青錦、初日から2連勝「自分のために、家族のために頑張らないと」
<大相撲九州場所>◇2日目◇11日◇福岡国際センター ウクライナ出身で新十両の東11枚目・安青錦(あおにしき、20=安治川)が力強い相撲で大青山を寄り切り、初日から2連勝を飾った。 立ち合いで前まわしを取って食らいつくと、頭を下げた低い姿勢のまま、一気に攻め抜いた。それでも「自分の形になってからバタバタした」と反省。元関脇安美錦の師匠・安治川親方仕込みの相撲巧者ぶりが際立つ。 場所前、新十両場所の目標を「優勝」と掲げた。その目標へ、順調に白星を重ねる。「これからが長いんで。ゆっくり休んで明日に向けて備えたい。自分の相撲をとっていきたい」。 戦禍にある母国ウクライナの家族とは日々、連絡をとる。「自分のために、家族のために頑張らないといけない」。慢心せず白星を重ねていく。