【チャンピオンズC GⅠ血ェック】高レベルでスピード秘めた一族のペプチドナイル
近年はキングカメハメハ(KK)系×サンデーサイレンス(SS)系の活躍が目立つ。昨年は3着馬ドゥラエレーデ、一昨年は1~3着馬全て、2020年1着、21年2着のチュウワウィザードも該当。リピーターの多いレースでもあるので昨年の優勝馬レモンポップや2着ウィルソンテソーロを無視できないが、血統からはペプチドナイルをプッシュしたい。 父はKKで母の父はSS系のマンハッタンカフェ。母系をたどれば安田記念を制した英国馬ハートレイクや京都2歳Sを勝ったベルラップがおり、芝でも通用する高いレベルのスピードを秘めた一族の出身だ。母の父マンハッタンカフェは、21年にこのレースを勝ったテーオーケインズ(父シニスターミニスター)と同じ。スピードとスタミナのバランスがよく、この舞台向きの構成だ。 同じ理由でクラウンプライドとドゥラエレーデも外せない。 それ以外の組み合わせでは、補欠1番手から繰り上がったスレイマンに注目。SS系が入っていないが、父はKKで3冠牝馬ジェンティルドンナ(父ディープインパクト)の半弟という良血馬。母ドナブリーニの一族はどちらかといえば晩成タイプが多く、ジェンティルドンナの娘、ジェラルディーナも4歳でエリザベス女王杯をV。大事に使われてきたこの馬も、6歳にしていよいよ本格化を感じさせる。実績では見劣っていても、要チェックの一頭だ。