1泊240万円スイートが実質0円に…ポイントで「月イチ海外」を続ける会社員愛用"最強クレカ"のウラ技
■最強のクレジットカードでマイルを大量ゲット いま、私はリモートワークをしながら編集者として週5日働いています。ただ、ワーケーションはできない環境なので、海外に行く際は、休日と有給を組み合わせて月に1回以上は行けるようスケジュール管理をしています。 【図表】家族3人ハワイ5泊旅の内訳 6歳の息子がいるのですが、おそらく働くママは、もし子どもが熱を出した場合に有給を使ったりすると思います。しかし、私は親に来てもらったり、それこそリモートワークにしたりして、とにかく旅行以外で会社を休まないようにしています。海外旅行へは息子も連れて行っていて、これまで一緒に16カ国を旅してきました。もっといろんな景色を見せてあげたいのですが、そうなってくると息子の学校の年間スケジュールを把握することが必須になってきます。 「ここが3連休だから行ける……!」「学校が終わった後そのまま空港に行けるのでは……」などと、まずは息子の空いている時間を探し、早い段階で航空券を取ってしまいます。私の仕事の予定を調整するのはそれからです。共働きの夫は、「行けたら行く」というスタンスでいてくれるのも、旅行好きの私にとってはありがたいですね。 月1回以上海外へ行くとなると、通常であれば普段から節約していないと、なかなか実現も難しくなります。そこで私は、生活面その他でいろいろな工夫をするようにしています。まず、クレジットカードは「マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス(プレミアム)」(以下、MBAカード)をメインに使用。旅好きにはよく知られたカードで、ANAカードやJALカードだと、ポイントを貯めてもそれぞれの航空会社のマイルにしかならないんです。 しかし、MBAカードは、各航空会社のマイルに換えることができます。例えばANAでハワイに行こうとすると、往復で一人あたり約4万5000円(2024年10月現在)かかってしまいます。ただ、この場合、アメリカ系航空会社の特典航空券を使えばハワイまでのサーチャージは無料になるので、ポイントをJALマイルに換え、ハワイアン航空で予約すれば、そんな心配をすることもなくなるのです。 マイルで航空券の予約をする場合ほかにも利点があります。選択できる航空会社は限られてくるので、そこまで選ぶのに時間をかけずにチケットを取ることができますし、さらにはキャンセル料も無料になります。日によって価格が大きく変動することもないので、サイトを頻繁にチェックする必要もありません。「貯めたマイルが自動的に旅先の選択肢を決めておいてくれる」イメージです。 ポイントを貯めるうえでは、旅行で積み上げていくという考えは持っておらず、生活する中で発生する支払いをすべてMBAカードで決済しています。友人とのランチのお会計の際には、私がまとめてカードで払わせてもらうこともあります(笑)。 また「ファンくる」という、飲食店や美容院などのモニター募集のサービスも、ポイントを貯めるために活用しています。店舗によってキャッシュバックがあり、半額程度でサービスを利用できることもあり、支払いをカード決済にすればポイントも貯まっていきます。私自身、美容院にはこだわりがないので、モニターとして行けば一石二鳥になるというわけです。 旅先での過ごし方ですが、いわゆる観光地と呼ばれるスポットに行ったり、有名なレストランで食事したり、必要以上にお金をかけることはありません。これは好みの問題なんですが、私は「現地の人」のように「暮らす」のが好きなんです。なので、朝起きて近くの公園で子どもと遊んだり、スーパーで食材を買ってバーベキューをしたりするなど、何気ない一日を過ごすほうが満足度も高いんですよね。