国民・玉木代表 石破氏の〝ルール破り〟衆院選日程を批判「自民党を変える前に自分自身が変わってどうする」
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が1日、国会内での定例会見で、自民党の石破茂総裁(67)が9月30日、次期首相として、衆院選を10月27日投開票の日程で実施すると表明したことに「極めて問題のある行為」と批判した。 【写真】実は乗り鉄!鉄道員の帽子をかぶった石破茂氏が「出発進行!」 玉木氏は「解散というのは、すべての衆議院議員の首を飛ばす行為。三権分立の中で非常に強力な、内閣総理大臣の権力作用の最もたるもの」と指摘した上で「それをまだ、総理大臣に民主的な手続きを踏んで選ばれていない人が発言することはあってはならない。非常に傲慢(ごうまん)で、権力行使を軽んじている」と語気を強めた。 石破氏が自民党総裁選「ルールを守る自民党」を訴えたことを取り上げ「小さな手続きかもしれませんが、権力にまつわる基本的なルールを守れない人はあらゆるルールを守れない。自身がさっそく、ルールを破る自民党総裁になっている。自民党を変える前に、自分自身が変わってどうする。私は非常に失望している」と揶揄(やゆ)した。 玉木氏は「内閣総理大臣に選ばれたら、ちゃんと国会に向き合って予算委員会、党首討論等の、しっかりした与野党の論戦の場を設けて、しっかりと国民の皆さんに、どういう考えを新政権が持っているのかを示した上で解散するのが筋」と、石破氏に迫った。 首相就任前に、解散総選挙の日程を明言する異例の事態。玉木氏は「ボロが出る前に(選挙を)やりたいってことか、多少ご祝儀相場なのかもしれませんが…急速に冷めると思いますよ。だってやってることは同じ。結局変わらないのかと」と、石破氏の〝支持率〟はもたないとした。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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