【箱根駅伝】エントリー上位10人の10000m平均タイム、トップは中央大学 持ちタイム10人だけの駒澤大学が最下位に
28分台は計17チーム 駒澤が最下位に
平均が28分31秒~59秒のチーム 大東文化大学 28分33秒18(28分36秒16) 城西大学 28分34秒41(28分41秒61) 日本大学 28分38秒60(28分53秒45) 東洋大学 28分39秒49(28分49秒07) 中央学院大学 28分40秒61(28分46秒46) 帝京大学 28分41秒52(28分55秒71) 順天堂大学 28分41秒74(28分56秒85) 東京国際大学 28分44秒80 ※留学生はリチャード・エティーリのみ 日本体育大学 28分47秒27(28分57秒23) 早稲田大学 28分48秒59(28分59秒07) 関東学生連合 28分52秒78 法政大学 28分56秒47(28分57秒06) 山梨学院大学 28分59秒59(29分03秒27) ※留学生はジェームス・ムトゥクのみ 平均が28分31秒~59秒のチームは12チームある。大東文化大学はピーター・ワンジル(4年、仙台育英)が外れたものの、入濵輝大(3年、瓊浦)や西川千青(4年、九州国際大付)を中心に戦う。前回大会チーム最高の3位だった城西大学は「山の妖精」こと山本唯翔(現・SUBARU)の卒業後、チーム全体でその穴を埋めるべく練習を重ねてきた。11月末の八王子ロングディスタンスでは、斎藤将也(3年、敦賀気比)が27分45秒12の城西大学日本人記録を打ち立て、上位10人の平均タイムは昨年から約7秒縮んだ。 前回大会4位の東洋大学は、石田洸介(4年、東農大二)が5月の関東インカレ1部10000mで記録した28分08秒29がチーム内トップ。同大会1部5000mで5位、全日本大学駅伝関東地区選考会1組でも組トップと好調のトラックシーズンを過ごした松井海斗(1年、埼玉栄)が3大駅伝初エントリー。夏以降は首のヘルニアに悩まされたが、復調傾向だ。予選会5位で本戦出場を決めた中央学院大学は、27分47秒01のタイムを持つエース・吉田礼志(4年、拓大紅陵)に頼らないチーム作りをしてきた。11月上旬の日体大記録会では、堀田晟礼(4年、千原台)が28分27秒45と自己ベストを更新し、チーム内2番手にランクインした。 早稲田大学は山口智規(3年、学法石川)と石塚陽士(4年、早稲田実業)の2人の27分台ランナーを擁する。吉倉ナヤブ直希(1年、早稲田実業)は12月1日に行われた日体大記録会で自己ベストを更新し、チーム内5番手につけた。 平均が29分台のチーム 立教大学 29分00秒01(28分55秒24) 神奈川大学 29分03秒14(28分52秒65) 専修大学 29分03秒43 駒澤大学 29分04秒37(28分21秒17) 全日本大学駅伝初出場にしてシード権を獲得した立教大学は、惜しくも平均29分台となった。前回大会3区8位の力走を見せた馬場賢人(3年、大牟田)をトップに、山本羅生(4年、松浦)、林虎大朗(4年、大牟田)と続く。チームの目標はシード権獲得だ。 前回大会2位の駒澤大学が上位10人の平均タイムでは最下位という結果になった。それもそのはず、エントリー16人のうち、10000mの持ちタイムがある選手が10人のみ。このうち今年10000mを走った選手は8人に留まっている。それでも佐藤圭汰(3年、洛南)の27分28秒50、篠原倖太朗(4年、富里)の27分35秒05という持ちタイムは今大会にエントリーした日本人選手の中で、1、2番手。けがから復帰予定の佐藤の状態がチームの結果に大きく関わってくるだろう。
4years.編集部