【中日】木下拓哉が国内FA権の行使を明かす 宣言残留も認められ「他球団の評価を含め考えたい」
中日木下拓哉捕手(32)が11日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使したことをナゴヤ球場で明かした。球団と数度の話し合いの末、先週末に申請書類を球団に提出。木下は「自分が今まで頑張って得た権利だと思うので、自分自身として最初で最後の機会なので行使しようと思った」と経緯を説明した。4月に出場選手登録が7年に達し、国内FA権の取得条件を満たしていた。 【一覧】木下拓哉はBランク セ・リーグのFA有資格選手 球団との話し合いの中では、宣言残留も認められた上で複数年契約の提示され、「ものすごい誠意も伝わっています」と続けた。 木下は高知から法大、トヨタ自動車を経て15年ドラフト3位で中日に入団し、20年から正捕手として定着。21年から2年連続100試合以上出場したが、23年は右手甲の骨折もあり89試合、9年目の今季も74試合出場に終わった。昨オフはFA取得を控えていたこともあり複数年契約を提示されたが、単年契約の現状維持6800万円で契約を更改していた。「他球団の評価を含めて時間をかけて考えたい」。14日にFA宣言選手として公示され、15日から始まる他球団との交渉が注目される。(金額は推定)