【高校駅伝】新潟明訓・橋本和叶「最後なので悔いが残らないように」目標は県高校記録塗り替え
全国高校駅伝は22日、たけびしスタジアム京都発着(男子=7区間42・195キロ、女子=5区間21・0975キロ)で行われる。 県大会を制した男子代表の中越は3年ぶり18度目、女子代表の新潟明訓は2年連続11度目の出場。6年ぶり9度目の新潟第一は、北信越駅伝大会(11月17日、長野)で各県代表校を除いたトップに立ち全国切符。3校が冬の都大路を駆け上がる。 ◇ ◇ ◇ 駆け抜けてきた3年間の集大成を、夢舞台で彩る。2年連続で新潟明訓の「花の1区」を担う橋本和叶(わかな)は、最終学年として「このチームで走れるのも最後なので悔いが残らないように。先頭についていく走りがしたい」。目標は昨年大会で記録した1時間10分53秒の県高校記録をチームで塗り替えることだ。 昨年9月に行われた県高校選抜陸上の女子3000メートルで、自己ベスト9分14秒10をマーク。県高校記録を23年ぶりに更新してから注目を浴び続けた。「記録を出してから、周りに見られている感じはあった」と。 そのプレッシャーを力にする。主将も務めた最後の1年は「あまりうまくいかなかった」と振り返るが、11月の県駅伝では1区(6キロ)で、区間記録を14年ぶりに更新する19分11秒の快走を披露した。「都大路でも自分の納得のいく結果を出して終わりたい」と力を注ぎ尽くす覚悟を示した。 村山知之コーチ(39)からは「実業団でもやっていける」と、練習姿勢や練習量を高く評価される。その恩師の下、心技体を磨いてきたエースは「結果で恩返しがしたい」と大舞台へ力強く言った。【大島享也】 ◆橋本和叶(はしもと・わかな)2006年(平18)10月12日生まれ、新潟県燕市出身。中1から本格的に陸上を始める。燕吉田中を経て新潟明訓へ。小1~6年まで水泳。157センチ。