プロのアイアンティーアップ事情 ! ミリ単位で行うティーアップへのこだわりを徹底調査! あなたは何ミリ ?
マクロの世界、細野の2ミリ
1センチより高いプロはいない ドライバーのティーの高さは、低い高いなど気にすることはあっても、アイアンでそこを意識しているアマチュアは少ないはず。そこで、男子プロの7Iのティーの高さを実際に計測させてもらった ! 「僕は低いのが好きです」という細野勇策に話を聞くと「フェアウェイのちょっといいライで打てるくらいがいいので、本当に少しティーが出ているくらいでいいんです。ティーが高すぎると、ヘッドを入れられる範囲が多くて難しいですし、悩んでしまいます」。 逆にやや高めだった阿久津未来也は「正直自分が高いか低いかはわかってないです。ただ、芝からちょっとティーは出ていてほしいという感覚ですね」 米田プロいわくアマチュアの人はボールに当てたい気持ちが強すぎて高い傾向にあるとのこと。「ティーの高すぎは打点を安定させるのが難しいです」
中にはこんなパターンも !
【パターン①】市原弘大/「クラブで高さを変える」 「クラブが長くなればなるほどヘッドの軌道がゆるやかになるので、ティーの高さも少しずつ高くしています」(市原)
【パターン②】阿久津未来也/「球筋で高さを変える」 「球を高く上げたいときはティーを高めにして、逆にライン出しや抑えめに打ちたいときは低くします」と阿久津。プロによってはドローとフェードを打ち分けるときにもティーの高さを変えているようだ。
【パターン③】細野勇策/ティーアップしないケース 低めティーアップが好きな細野は、8I以下はティーを刺さないことが多いと言う。「低めが好きなので短い番手は芝の上に置いてそのまま打つことが多いですね」
月刊ゴルフダイジェスト