EVIL（左）はベルトを黒く塗りつぶし、「オレが本当のチャンピオン、お前が挑戦者」とモクスリーを挑戦者扱いした（写真提供・新日本プロレス）

＜新日本プロレス：オンタリオ大会＞◇11日（日本時間12日）◇米カリフォルニア州オンタリオ 　メインイベント（第10試合）でIWGP世界ヘビー級王座戦が行われ、王者ジョン・モクスリー（38＝AEW）と“愛弟子”ともいえる海野翔太（27）が対戦。30分を超える死闘となったが、最後はモクスリーが34分18秒、デスライダー（自分の両腕を相手の両脇に差し込んだ状態で相手を脳天からマットに突き刺すダブルアーム式DDT）で海野から3カウントを奪い、3度目の防衛を達成した。 　試合後、モクスリーと海野が座礼で互いをたたえあっているところへハウス・オブ・トーチャー（HOT）のEVILと成田蓮が乱入して暴行。EVILは英語で「ヘイ、ジョン・モクスリー、ファック・ユー！　次のチャレンジャーはオレだ。いや違う違う違う。オレが本当のIWGPヘビー級チャンピオンだ。だから、次の挑戦者はお前だ、ビッチ！」。IWGP世界ヘビー級王者は自分だと偽り、モクスリーを挑戦者扱いした。 　さらに英語で「なぜだか分かるか？　オレが本当の新日本プロレスの社長だからだ。エブリシング・イズ・EVIL！」と話し、日本語で「そういうことだ、よく覚えておけ！」とやりたい放題でリングから去っていった。