東京の名店「銀座 やまの辺 江戸中華」が琉球料理とフュージョン! 沖縄・石垣島のスペシャルディナーに潜入
2024年4月、5年連続でミシュラン一つ星を獲得している東京・銀座の名店「銀座 やまの辺 江戸中華」と、沖縄・石垣島の「フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ」がコラボレーションし、ディナーイベントを2日間にわたって開催。江戸中華と琉球フュージョンのエクスクルーシブな饗宴の様子をレポートする。 【写真19点】 沖縄・石垣島のスペシャルディナーの料理
石垣島で唯一無二のコラボディナーを堪能!
NHKの朝の生活情報番組『あさイチ』への出演など、メディアでも話題の「銀座 やまの辺 江戸中華」(以下「銀座 やまの辺」)オーナーシェフ・山野辺仁氏。「銀座 やまの辺」は2019年から5年連続でミシュラン一つ星を獲得している、江戸中華の名店だ。 沖縄県・石垣島の「フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ」とのコラボレーションは、石垣島に移り住んだ山野辺氏の友人の縁で同ホテル内のレストラン「琉球新天地」を訪れたことがきっかけ。 「琉球新天地」は、中国や薩摩、台湾、東南アジアなど、東シナ海一帯の各国との交易により発展した沖縄独自の食文化と郷土料理を表現するフュージョンレストランであり、そのコンセプトに山野辺氏が共感し、料理長である伊藤穣氏とのコラボレーションが実現したという。 2日間のイベントには「銀座 やまの辺」の常連客はもちろん、「あの山野辺シェフに一度会ってみたい!」という熱狂的なファンなど、全国各地から約100名のゲストが駆けつけた。 「皆さんのために特別な料理をご用意しました。思う存分楽しんでいってください」という山野辺シェフの言葉で、ディナーはスタート。沖縄の食材をふんだんに使った、江戸中華×琉球フュージョンの料理が次々と運ばれてくる。 ディナーの幕開けを飾った一皿目は、「石垣牛の北京ダック」。地元のブランド牛・石垣牛の脂は甘みが強く、口に含むと体温で柔らかくとろけていく。 続く前菜は、「石垣産ミニトマトの杏露酒ゼリー寄せ、やんばる鶏のよだれソース、石垣マグロとピータンの前菜」。沖縄本島北部で取れるやんばる鶏や石垣産のマグロといった地元食材のポテンシャルの高さが光った。 「春雨とカラスミの冷製」に使われたノコギリガザミは、石垣島近海でとれるワタリガニ科の一種。地元以外ではめったに出合えないという食材だ。 また、コースの中盤には両シェフによる即興のライブキッチンが行われ、参加者たちのボルテージは急上昇。 石垣牛をレアのまま使い、山野辺氏がその場で握り寿司に。伊藤氏が用意する石垣牛のローストビーフには、キャビアが贅沢に盛り付けられ、華やかなサプライズに会場全体が湧きたつ。 さらに、麻婆豆腐作りのデモンストレーションでは、両シェフが使う食材や調理過程の違いを、ゲストの目の前で披露。麻婆豆腐は「銀座 やまの辺」の名物でもあり、今回は天然トラフグの白子入り「石垣牛の麻婆豆腐」を提供した。 締めには「やまの辺特製冷やし担々麺」でさっぱりと。肉みそは石垣牛を使って濃厚に。ゴーヤを練り込んだ特製麺は、伊藤氏の出身地である北海道産ウニとも相性がよく、まさしく古今東西が融合した一品となった。 イベント終盤には、「銀座 やまの辺」の食事券やホテルの宿泊券が当たるじゃんけん大会と沖縄民謡のパフォーマンスが開催され、会場の熱気は最高潮に。石垣島というリゾート地ならではの開放感や高揚感が、ここでしか味わえない“至高の贅沢”に華を添えた。