歩行中の死者数“3年連続増加”…交通事故を防ぐために“歩行者”が注意すべきポイントを紹介
◆歩行者は車に気付かれやすい工夫をしよう
日没が早まってくる今の時期、反射材用品やLEDライトは歩行者にとって自分の身を守るための必需品です。夕方から夜間に屋外を歩く場合は、年齢層に関わらず、反射材・LEDライトを身に着けるほか、明るくて目立つ服を着用するのが効果的です。道路を横断する際は“信号に従って横断歩道を渡る”といった基本的な交通ルールを守ってください。歩きながらスマートフォンを見たり、操作したりすることはやめましょう。 高齢者は、加齢に伴って身体機能が変化していることを意識することも大切です。例えば、横断歩道ではない道路を“車が来る前に横断できる”と思っていても、道路を渡り切る前に車が自分に到達してしまうこともあります。加えて、お酒を飲んでいるときは判断や行動が鈍くなるため大変危険です。改めて久米川さんは「まずは“横断歩道を渡る”“自分の動きを過信しない”を意識して、ご家族の方も機会があるときに注意を促してください」と呼びかけます。 そして、子どもを持つ保護者の方は、毎日の生活や教育の場で子どもが道路を正しく横断できるように、また、自らの安全を守るための交通行動を取れるように繰り返し話して聞かせてください。 そして、一緒に街を歩いているときは実践して見せてあげてください。子どもが命を落とす事故は減少傾向にありますが、決してゼロではありません。子どもが安全意識を自発的に持つことで危険回避にもつながります。