祈りのランタン、幻想的な輝き 氷見市芸術文化館
氷見市芸術文化館で17日、ランタンに願い事を書いた短冊を貼って上空に飛ばすイベントが行われた。あいにくの雨の中、約200人が、能登半島地震からの復興や平和な世界、家族の健康などを願って夜空に飛ばした。 ランタンは高さ50センチ、40センチ四方の四角柱で、ビニール製。同館青空広場通路で、参加者はランタン内部のLED(発光ダイオード)ライトを点灯させ、糸をつないだまま凧(たこ)のように高さ数メートルまで浮上させると、夜空に幻想的な輝きを放った。 父親と川崎市から砺波市の祖父母の家に帰省した小学2年の横山葵さん(7)は「地震の被害がなくなり、富山へ安全に来ることができますようにと願った」と話した。 市文化振興財団が日本スカイランタン協会(愛知県)と連携して、旧盆時期の行事として初めて企画した。河出洋一総合プロデューサーは「来年以降も続け、夏の光のイベントとして定着させたい」と話した。