双子ヤギ、富山県舟橋村の学童保育に仲間入り 中央農業高が協力、児童歓声「大切に育てたい」
富山県舟橋村竹内の古民家をリノベーションした民間学童保育施設「fork toyama(フォークトヤマ)」に、双子のヤギ2頭が仲間入りした。子どもの体験活動の一環で、ヤギは中央農業高校から1カ月間借り受ける。27日は同校生徒が2頭を連れて施設を訪れ、餌やりなど飼育のポイントを教えた。子どもたちは「大切に育てたい」「うれしい」と歓声を上げていた。 施設は、カフェやコワーキングスペースを併設している。子どもの選択肢を広げることを目指して運営しており、これまでも農業者や漁業者など多様な人々との交流機会を設けてきた。今回は日常的に動物と触れ合い、世話をする体験をしてもらおうと、中央農業高校に協力してもらった。 飼育する2頭は、オスのシャトルとメスのラン(いずれも2歳)。この日は、同校生物生産科動物科学コース畜産専攻3年の浦田七海さんと岡本唯花さんが訪れ、普段はイネ科の植物を与えていることや屋根があり風通しの良い場所が寝床として必要なことなどを伝えた。
子どもたちは早速、屋敷林の庭に設けた遊び場「フォークの森」でシャトルとランと遊び、好みの餌を探すなどした。富山大付属小2年の松頭希依さんは「何を食べるのかなどを観察しながら大事に育てたい」と話した。 施設はヤギの飼育に合わせて敷地内の蔵を改装した。飼育舎として活用する。