名古屋市の集合住宅で母親を殺害した疑いで逮捕された男 父親も殺害したとして再逮捕 容疑を一部否認
名古屋市緑区の集合住宅で母親を殺害した疑いで逮捕されていた男が、父親も殺害したとして10月31日、再逮捕されました。
10月10日、緑区亀が洞にある集合住宅の1室で、この部屋に住む喜多禎則さん(61)と、妻の由美子さん(61)が仰向けの状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。司法解剖の結果、2人の死因は頭や顔などを複数回殴られたことによる外傷性ショックで、いずれも肋骨が折れてました。 警察は11日、この部屋に住む無職の喜多圭介容疑者(36)を、母親の由美子さんの頭などを複数回殴り殺害した疑いで逮捕。12日に身柄を名古屋地検に送っていました。
調べに対し、喜多容疑者は「殺意はありません」などと容疑を一部否認していて、警察が捜査を続けていましたが、喜多容疑者が父親の禎則さんも殺害した疑いが強まったとして、31日、殺人の疑いで再逮捕しました。警察の調べに対し、喜多容疑者は禎則さんの殺害についても容疑を一部否認しているということです。 捜査関係者によりますと、部屋にあった机の脚に血痕が付着していたことから、喜多容疑者は机の脚などで禎則さんを殴り、殺害した可能性があるということです。 喜多容疑者は「自分で貯めたお金を母親に使い込まれて腹が立った」などと供述しているということで、警察が事件の経緯を慎重に調べています。
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